競馬界非公認★競馬初心者入門 ~今日からあなたも競馬ファン~

競馬って難しい、どう楽しめばいいの? 奥が深すぎる競馬の世界をなるべく簡単にわかりやすく、競馬の先輩(筆者)が初心者の貴方に教えていきます

新聞の何を見ればいいの? ~コメント編~

初心者が予想印以外にすぐに新聞から読み取れるもの、それは「コメント」。

コメントというのは、厩舎関係者=調教師・厩務員・調教助手の

コメントを指します。コメントは、どの新聞にも載っています。

専門用語にひっかかったら、その都度ググれば問題ないと思います。

一番身近でその馬を見てる人たちですから、アテにして読みましょう。

いや、「ある程度」アテにしましょう。

というのも、弱気なコメント、強気なコメント載っていますが、

取材する記者との関係性、コメントする人の性格、様々な思惑により

コメントのニュアンスと結果の相違が見られることが少なくないのです。

結果1着で「え~!? 調子悪いって書いてあるじゃん・・・」

結果大敗で「え~!? 生涯一の絶好調って書いてたのに・・・」

こんな具合です。

競馬上級者のなかには「コメントを一切見ない」という方もいます。

が、初心者は勉強のためにも積極的に読んだほうがいいと思います。

我々ただのファンはそこでしか陣営の声を聞くことができませんし。

ある程度、アテにするしかないんです。

前走の敗因、今回の作戦、そんなのもわかります。

さらに読み込むことで、その馬の弱点や個性が見えてきます。

例えば「砂を被ると嫌がる」「暑さに弱い」「我がまま」など。

わたしはそれを細かく見て、別ブログで予想をしています。

akuheki.hatenablog.com

コメントを読むことにより、どういう性格でどんな条件なら走るのか

あるいは走らないか、そんなのも見えてきます。

なにより、一頭一頭の特徴が見えてくることにより、

好きな馬、気になる馬が出てくると思いますよ。

「体重がなかなか絞れない」って、わたしと一緒じゃん!とか。

新聞の何を見ればいいの? ~予想印編~

初心者の方が競馬新聞・スポーツ新聞、どちらを手にしたとしても

まず見るべきは、予想印でしょう。

いろんな細かいことは段々覚えるとして、まず印の意味を覚える。

そこからです。印さえ見られれば、だいぶ楽しめます。

馬の名前の下にずらっと並んでいるのが予想印です。

予想印とは記者・評論家の予想=評価です。

印が並んだ欄の脇(だいたい右端)に名前が書いてあるでしょう。

北・虎石とか本紙・館林とか。

その人たちが各馬に下した評価なんです。

その印の意味は・・・

◎本命・・・勝つと思うよ。1番評価してるよ。

〇対抗・・・2番手評価。◎の相手だね。

▲単穴・・・3番手評価。十分チャンスあるよ。

△連下・・・来るかもしれないね。まあまあチャンスあるよ。

無印・・・来ないと思うよ。ダメでしょう。

こんな感じです。この4つは基本です。

新聞によって「★」や「注」もあるんですが、★が△より上か

下かなどは、それぞれの新聞で評価順を確認して下さい。

印の欄に◎がずらっと並んでいたら大本命です。

1番人気の馬はそうなります。

対して、△がひとつ、とか、全く印が付いていないのは

人気薄の馬です。評価されていない「穴馬」となります。

他の人が誰も印を付けていないのに、一人だけ◎を付けている

そんなケースもあります。「孤独の◎」とか言われます。

こういうので当てると格好いいんですよ。

まあ、その馬が来るか来ないかは、その時々ですけどね。

印を付ける人にも「癖」や「キャラ」があります。

本命党の人や本誌予想(偉い立場)の人は、だいたい1番人気

2番人気、いかにも来そうな馬に◎を付けます。

穴記者キャラで売っている人は、いつも人気薄に◎を付けます。

あ、もうひとつ覚えて欲しい印があります。

◎の中が●になっている「中黒の二重丸」です。

これは「超自信の本命です。絶対勝ちます」という印になります。

これを付けるのは勇気が要ります。なぜか?

来なかったら、読者に申し訳が立たないし格好悪いからです。

だから、実はあまり見ることはないですが、その結果にも

注目をしてみると面白いでしょう。

とにかく、いっぱい印が付いている馬は「強そうだな~」とか

「来るかもしれないな~」、印がない馬は「ダメそうだな~」

って感じで見てみるといいでしょう。

地方競馬に行くなら競馬新聞を買おう!

もしも、地方競馬に行くなら競馬新聞を買いましょう。

というのも、地方競馬に関してはスポーツ新聞では情報量が

圧倒的に少ないし満足感は得られません。

正直、スポーツ新聞片手に地方競馬は楽しめないかと。

あともうひとつ理由があります。

地方競馬の新聞は各地そこでしか事業を展開していない

新聞社が多いのです。超零細企業です。頑張ってます。

※まあ、とは言ってもネット展開もしてるんですが。

たとえば、東海地区の笠松競馬・名古屋競馬に関しては

競馬エース」「東海競馬」という2つの新聞が売ってますが

この新聞の中央競馬版はありません。

南関東4競馬場に関しては、中央競馬版と併売している新聞社が

ありますが、そんななか「ケイシュウニュース」は南関東競馬専門。

かつて「ケイシュウニュース」は中央競馬版も売っていました。

が、事業縮小という形でいまは南関東競馬版しか刷っていません。

というように、やはり競馬新聞社の現状、厳しいんです。

だから、地方競馬に行った際は是非、その場で売っている

そこだけで商売している競馬新聞を買ってあげて下さい。

当然、スポーツ新聞の何倍も情報量が掲載されています。

500円払っても満足感はありますし、逆に買わないと楽しめない。

佐賀競馬の「競馬日本一」を失礼ながら例に出しますが

佐賀競馬日本一

見て下さい!このホームページ、いかにもお金なさそうでしょ?

地方競馬の新聞社はどこもこんな感じです。

あなたが地方競馬にふらっと行った際は、お布施の気分で

人助けと思って、その地の競馬新聞を買いましょう。

買えるのは、その周辺のコンビニで買えるのかな?

ちょっと「絶対買える」と言い切れませんが、

競馬場に行けば必ず売っていますからね。

旅のついでに行ったりしたら、これも思い出の品になるんですよ。

競馬場に行く前に新聞を買おう② ~競馬新聞編~

500円を払ってでも競馬新聞を買いたい!

格好から入りたい。「いかにも競馬やってる」って気分に浸れるし。

それは、個人の自由だからいいんです。

でも、競馬新聞も最初は何を買えばいいのかわからないでしょう。

色々あるから。ただ1紙だけ他の新聞と大きく違う新聞があります。

それは「競馬ブック」です。

競馬ブックは(記者など)関係者のシェア率ナンバーワンです。

これ持ってると「通」な感じがします。

p.keibabook.co.jp


有料のサイトも充実しているし、記者も競馬ブックのサイトで

調べものをするし、月曜日に発売する週刊誌の「競馬ブック

(のちに触れます)を片手に取材をします。

何が他と違うか・・・それは出走表が横読み(横型)なんです。

他の競馬新聞は出走表は縦型になっています。

コンビニで手に取ってみれば、一目瞭然です。

これは、ずっと縦型に慣れてきた人だと戸惑うんですよね。

だから、最初に「競馬ブック」を選べば何も違和感はないかも

しれませんが「競馬ブック」に慣れれば、縦型である他の新聞には

違和感を覚えることになるでしょう。

これは、好みです。

じゃあ「競馬ブック」以外の競馬新聞はどれがいいのか。

もう、フィーリングです。フジ・サンケイ系列の「競馬エイト」!

名前がいいから「勝馬」! そんなのでもいいでしょう。

だいたいスポーツ新聞も競馬新聞も、新聞の細かい読み方的なのは

どっかしらに記載されているはずです。

一番最初に買った競馬新聞って思い出に残るんですよね。

わたしは「1馬」でした。(故人)清水成駿さんという評論家の

コラムがとても面白かったんで、愛読してましたね。

さて、ここからはシビアな話をします。

実は競馬新聞、昔に比べて数が減ってきています。

潰れているんです。会社が。

それは、スポーツ新聞の競馬面充実、ネットの普及に伴い

売れなくなってきているからなんです。

だって500円ですもん。片やスポーツ新聞150円とかですし。

売れなくなってるから値上げでなんとかやっていく・・・

それはわかるけど、なおさら競馬新聞離れは加速してしまうわけで。

500円を払う分、満足感があるかどうか。

それを問われるのが競馬新聞なんです。

最初は正直、満足感も糞もないと思いますよ。

競馬新聞はとくに調教欄(のちに触れます)が充実しています。

でも現状、調教って何?って感じの方にとっては

やはりハードルが高いかもしれませんし。

ちょっと競馬に詳しくなってから競馬新聞を手に取る・・・

それでいいと思います。

先輩がそんなこと言ってるから潰れちゃうんですが(汗)。

競馬場に行く前に新聞を買おう① ~スポーツ新聞編~

競馬場にさっそく行ってみよう!・・・でもいいんですが

その前に「新聞」の話をしましょう。

まあ、新聞を買ってとりあえずテレビで観てみる・・・

最初は、それだけでもいいと思います。

だって競馬場に行くのにひと苦労という人も多いでしょう?

今回は中央競馬開催時を軸に書きます。

土日に行われる中央競馬では金曜日&土曜日の昼過ぎ、

夕方から出馬表が掲載された新聞が売られます。

もしかしたら一部地域は前日には手に入らないかもしれません。

売られるのは競馬新聞(専門紙)とスポーツ新聞(夕刊)です。

コンビニ、駅スタンドなんかで買えますね。

どの新聞を買えばいいか? そこなんですよ、最初悩むのは。

競馬新聞は、いきなり買わなくていいと思います。

高いし。いまは500円超えてるでしょう。

4週間(ひと月)土日買ってたら4000円超えるんですよ!

わたしが高校生のときは350円だったかな。。。

いきなり本格派を気どりたい!という方はそれでも当然OK。

前日に新聞を買うのは、それだけ記事を読んだり、

予想をする時間が取れたりで楽しい時間が増えるもんです。

だから、前日夕方に売っている東スポ(大スポ、九スポ、中スポ)

あるいは、夕刊フジ日刊ゲンダイ、を「まずは」おススメします。

安いし。東スポで150円。芸能とかスポーツとか他記事もあるし。

もちろん土日当日朝発売のスポーツ新聞、例えばサンケイスポーツ

日刊スポーツとか、そういうのでもいいんですよ。

とりあえず買って記事を読んでみる。

出走表とか、◎とか△とか予想の印が付いているのとか、

そういうのに触れてみるということですね。

数字がいっぱい書いてあるマスの中身とかは意味不明でしょう。

大丈夫。そういうのも段々覚えればいいんです。

ちなみに、競馬歴約30年のわたしは、ず~~っと

150円の東スポ(各地で名称が違う)を買っています。

正直、それで十分という結論に至りました。

なんてったって「街頭淫タビュー」があるし!(笑)

ただ、やはりスポーツ新聞は競馬新聞に比べて情報量では

劣りますね。時間帯の早いレースは関係者のコメントが

省略されていたり、データが簡略化されていたり、

そういう難点もあります。でも、初心者はスポーツ新聞で十分。

続く②では競馬新聞(専門紙)について書きます。